笛の起源は、おそらく太古に、中空になった骨や植物に強い風が吹きつけた時や、たまたま人が息を吹き込んだ時に音が鳴ることに気づいたことがはじまりであったと考えられます。 こうした笛の音は、他の楽器のように、弦やリードや皮や人の唇といった振動体によって得るものではなく、まさに自然の、そして根源的な音なのです。人は太古から笛の音に神秘的な美しさと、 生命の息吹を感じ魅せられてきました。
このように「吹く」という単純な行為から音を出すフルートは、人間の感性を伝えやすく、 初心者の方にも十分に「吹く喜び」を感じることができる楽器です。風のように自然に、また小鳥のさえずりのように・・・ イメージを膨らませて音を鳴らしてみませんか?深く息を吸うことによって健康にも大変良いと言われています。


楽器紹介 -フルート-


細山 友子 フルート・オカリナ講師

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武蔵野音楽大学フルート専攻卒業。フルートを牧野正純、佐伯隆夫、斉藤賀雄の各氏に師事。「もっと身近に生の音楽を」の主旨のもと、ジョイントリサイタル、サロンコンサート、学校などの施設訪問コンサートなどに多数出演。1991年ベルカント音楽学院を創設し副学院長を務める。2007年よりフルートアンサンブル「紙ふうせん」の指導にあたる。「フルートカルテット・ミルフィーユ」のメンバー。
 
講師より一言
吹きたい気持ちを大事にして思いを音で表現することは、どんな時も心を満たしてくれる"しあわせのかくし味"となるでしょう。リラックスして気持ち良く吹くためにボディマッピングを取り入れ、身体の使い方、音を無理なく出す方法、呼吸法など、一人ひとりが吹く喜びにつながるよう心がけています。


八木 秀之 フルート講師

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桐朋学園大学演奏学科フルート専攻卒業。同大学に於いてフルートを北村薫、室内楽を峰岸壮一、岩崎淑の各氏に師事。1992年デビューリサイタルに出演。 同年、小沢征爾氏、ロストロ・ポーヴィッチ氏の指揮する桐朋学園オーケストラのメンバーとして、フランスのエヴィアン音楽祭に招待参加。1992年ミュンヒェンに於いてM.M.コフラー氏に師事。
 
講師より一言
フルートは数ある楽器の中で音の出しやすい楽器です。空ビンを鳴らす要領吹いてみて下さい。今度は自分の演奏したい曲、出したい音を表現するのにフルートで吹くのです。そして大好きなメロディーをフルートで。私達はそのお手伝いをさせていただきます。